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【感想】OVA-魔法使いTai!-

みなさんこんにちは!
今回は1996年のOVAアニメ「魔法使いTai!」の感想を書いていこうと思います!!

バンダイビジュアルのサイトはこちら!

MEMO

・トライアングルスタッフによるアニメーション作品です。
・1996年5月25日から販売されました。
・監督は佐藤順一氏、キャラクターデザインは伊藤郁子氏

普段ここにYoutubeの動画を貼るんですが公式の動画が存在しませんでした!残念…

ネタバレご注意!

本記事では内容に触れております。まだ未視聴の方はご注意ください!

早速ですが、感想を書いていきたいと思います!

忘れてはならない!90年代の神作品!

忘れてはならない!とか言ってみましたがこのアニメを知ったのはつい最近、Twitterでして。
OPの動画をTLで見かけて、作画が良かったのでyoutubeにアップされてたOPを何回か見ているうちにアニメを観てみたくなってアマゾンでDVDを購入したのがきっかけでした。
ですがとても良いアニメだったので、こんなアニメを埋もれさせちゃだめだと思って、少しでも世間に興味を持ってもらえるきっかけになればよいと思って感想を書くことを決めました。

※後から知ったのですがこの作品の監督の佐藤順一氏とキャラデザの伊藤郁子さんは「美少女戦士セーラームーン」で監督、キャラデザをされていたそうです。凄いタッグ!

最初に感じた事

キャラデザがかわいい!そしてキャラの顔がどのアングルでも崩れてない…!!!!

ちょっと地味な感想に聞こえてしまうかもしれないですが、いろんなものを描いているうちに僕も気が付いたこととして、「キャラの顔をどの方向から見てもちゃんと描く」ってめっちゃくちゃ難しいことだと思うんですよ。それがこのアニメはとても安定しているように思いました。どのシーンを見ていても惚れ惚れするくらい綺麗ですね。良い。

あらすじ。

突如、宇宙から飛来した強大な力を持つ謎の巨大物体ツリガネへの世界の軍隊の攻撃はまったく歯が立たなかった。そんな中、ツリガネを魔法で撃退すると宣言した高倉武男は、都立北野橋高校魔法クラブを結成した。高倉先輩を尊敬する部員の沢野口沙絵は、立派な魔法使いになるために日々努力していくことになる…。

©BANDAI NAMCOサイトから引用

っちゃ青春してる!

主人公が所属する高校の魔法クラブの活動を描いた作品なのですけれど、とにかく青春してる。
「ドタバタコメディ」ってこういう作品の事を指すのか。と感心してしまいました。

なんというか、情報が多くて一言で「こういうアニメだよ!」って説明しずらいんですが、なぜか日本の上空にツリガネと呼ばれている母艦型?の超巨大な物体が出現した世界で、高校2年のドジっ子主人公が部長の高倉先輩に憧れていて、高倉先輩は女の子がいるとすぐに恰好をつける性格なので、調子に乗って「魔法クラブでツリガネを撃退するんだ!」と宣言してしまった事を真に受けた主人公が奮闘する。という文字だけだと少々シンプルな内容なのですが、これが面白いのですね。

妄想!パンチラ!鼻血!!みたいな展開がずっと続くのですが、それでも主人公はずっと真面目に頑張っていて空回りしていて、そこが憎めなくて応援したくなってくる。
主人公と高倉先輩以外のキャラも、みんな誰かに恋をしているのですが、それが上手く伝えらず、じれったいけどその時間を客観的に見ているとすごく輝いているように見えるというか。甘酸っぱさを感じました。

油壷先輩が美人!茜ちゃんのキャラデザが最高に良い!

高倉先輩と同学年、魔法クラブでは副部長の油壺綾之丞(油壷先輩と呼びますね)というキャラが出てくるのですが、最初OPを観たとき女性だと思っていて、アニメを観始めたら声が男!!って一人で突っ込んでしまいました。でもほかのキャラと比べても油壷先輩美人ですよね。この人は高倉先輩が大好きで、常に高倉先輩にべったりくっついてましたね。

茜ちゃんは主人公沙絵の後輩で、マイペースな自由人という感じのキャラなのですが、少し癖のある紫がかった白髪に一部だけワンポイントの赤が入っていて、たれ目のキャラなんですね。
今の現代のアニメのキャラデザと比較しても見劣りしないと思えるくらい秀逸なアイドル的デザインだなーと、そう思いました。

印象に残ったシーン

終始わちゃわちゃしているアニメなのですが、作画が綺麗過ぎるのと、時折垣間見える恋心がなんとも言えない余韻を生み出す作品、という印象です。特に印象に残ったのは
第五話「七香と油壷先輩と、告白魔法?」ですね。主人公の親友、七香は油壷先輩が好きなのですね。でも油壷先輩は高倉先輩が好きなんですよ。
それをわかっているけど、気持ちが抑えられないからついに勇気を振り絞って告白するんですけど、そのシーンすべてが良くてですね。

緊張する視線、手や声の震え、落ち着くために深く息を吸い込んで、唇をかみしめて決意、詰まりながら、目を潤ませながらもなんとか口に出す言葉。
それから油壷先輩が七香に掛ける言葉も切ないけどすごくいいセリフなんですよねー!
これほんと小説とか文章では表現できないし、多分漫画でもこんな臨場感は出せないかなーと思います。アニメならではの表現を最大に生かしている告白シーンなんじゃないかと思いました。ああ!お見せしたい。

印象に残ったシーン(画編)

今回は作画も印象的だったので、良いと思ったシーンを作画編という形で抜粋してみます。
(が、上のコーナーのシーンとちょっと被るよ!笑)
第五話「七香と油壷先輩と、告白魔法?」で、油壷先輩と七香が2人でほうきに乗って学校内を移動するシーンがあるんですけど、アニメってこんなに滑らかに動かせるんだと思うくらいほうきがふわーっと浮遊しているんですね。アングルもすごくて、ほうきの先端を軸にして階段の踊り場で画面手前側に向かってスイングしたり、壁をそっと蹴って進行方向を変えたりするんですが、それがとても気持ち良くて魅入ってしまいました。

最後に

たまたまTwitterで見かけたことによって知ることができたこの作品ですが、素晴らしいくらいクオリティの高い作画に出合うことができてとても満足でした。
僕が購入したのはOVA版でしたが、これが人気だったため、その後の話を描いたTV版もあるようなので、いずれそちらもチェックしてみたいと思っています。
後ですね、僕が購入したOVA版は「OVAcollection」というパッケージ版で出ていたもので、新品でも6話入って3,500円程度という破格なので、興味を持った方は手軽に購入できちゃうのも魅力なのかもしれません。
リンク置いておきますね!
※宣伝や広告ではないので悪しからず。

EMOTION the Best 魔法使いTai! OVA collection [DVD]

最後まで読んでくださってありがとうございました!
イザティアバメヒナム・エトカフェナン!!
それでは!

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