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【感想・考察】機動戦士ガンダム「水星の魔女」(13話までの感想)

Daisuke

みなさんこんにちは!
今回はTVアニメ機動戦士ガンダム「水星の魔女」(13話まで)の感想(+考察)を書いていこうと思います。
8話までの感想を書いてから少々日が空いてしまいました。
マイペース。

マチ子

Daisuke

すみません…
まぁまぁ。早速感想に入っていきましょう!

どろどろ君

水星の魔女の公式サイトはこちら

“水星の魔女”感想・考察、過去の記事はこちら!

【感想・考察】機動戦士ガンダム「水星の魔女」(8話までの感想) 【感想・プチ考察】機動戦士ガンダム「水星の魔女」(4話までの感想) 【感想・プチ考察】機動戦士ガンダム「水星の魔女」プロローグ

ネタバレご注意!

念のため、最初から内容に触れていきますので、まだ未視聴の方はご注意ください!

伏線だらけのガンダム

しかしながら、未だかつてこんなに伏線が散りばめられていたガンダム作品ってほかにあったでしょうか。

放送当初からTwitterを賑わせていましたが、1期の終了まで人気が衰えるどころか、
回を増すごとにガンダムファンだけでなく、普段ロボットアニメを観ないような人まで巻き込んで、どえらいことになってましたね。

毎週日曜がお祭り状態って感じだったな

マチ子

1期のラストシーンが衝撃的だった影響で、
水星の魔女関連がいくつもTwitterのトレンドワードに入っていたのが印象的でしたね。

トマト見ると”やめなさい!”したくなっちゃう

どろどろ君

やめとけ

マチ子

登場人物の変化もかなり見どころでした。
エラン君4号が処分されてしまったり、グエル君は退学にされちゃうし、うっかり父上をやっちまうし、
地球からルブリスって名が付いたガンダムが2機も来るし、ダブスタクソ親父はみんなから裏切られてるし…

親父本当は良い奴なんじゃねーの?

マチ子

Daisuke

…そうなのかも。いやでもプロローグではめっちゃ非道だったしなぁ…

それはそうと、13話までの放送の中でいまだに謎めいている事、新たに増えた疑問がたくさんありすぎて収拾がつかないので、
とりあえず気になるところを箇条書きしてみました。

水星の魔女の謎
  • ミオリネの母、ノートレットの存在
  • 地球から来たガンダムシリーズ
  • スレッタの出生とエリクトの生存の行方
  • プロスペラが発した”クワイエット・ゼロ”について

Daisuke

せっかくなんで、それぞれ掘り下げてみましょうか
楽しそうじゃねぇか…

マチ子

ミオリネの母、ノートレットの存在

1期の最終話「逃げ出すよりも進むことを」で明かされたミオリネの母の名”ノートレット・レンブラン“。

今までミオリネとデリングは親子であるということ以外、ほとんど2人の過去について触れられていませんでしたが、
母が作ったトマトを大切に栽培している印象が強く、ミオリネが母に対して抱く想いの大きさを感じ取ることができました。

またデリングが”妻の葬式に出席しなかった“事実をミオリネは恨んでおり、2人にある確執はこのことが原因となっているようにもうかがえます。

ノートレットという名

以前、水星の魔女の登場人物の多くが北欧神話に関連している事に気が付いた時、アース神族という種族に
ミオリネの父”デリング“と同じ名前の神がいる。と記事に書きました。
【感想・プチ考察】機動戦士ガンダム「水星の魔女」(4話までの感想)

その時は単なる偶然だろうと思っていましたが、ノートレットの名前がわかった時、確信できた気がします。

なぜなら、アース神族のデリングの妻の名が”ノート“だったからです。

デリングは“曙光”を意味すのに対し、ノートは対照的に“夜”を意味します。
そしてこの2人の間に生まれたとされる息子、ダグは“昼”を意味するようです。

息子ダグについては名前に関連性がない為、詳細はわかりませんが、”ミオリネ”という名はスレッタと合わせてシェイクスピアの作品”ロミオとジュリエット“に名前が似ています。
※母プロスペラの名もシェイクスピアの作品をモチーフにしていると考えられるため、可能性はあり得ると思います。

ミオリネの名前がロミオからとっているものと考えた場合、ロミオは男性名であるため、デリングとノートの息子を概念的に当てはめていると、考えられなくもないかもしれないかなーと、思いました。ちょっと強引かな?

ガンダムシュバルゼッテ

昨年すでに発売月とビジュアルが公開されているMS”ガンダム・シュバルゼッテ“この機体はまだパイロットが決まっていないようですが、ルブリスを冠していないガンダムとなるため、先に出てきている地球発のガンダム2機とは異なる機構、または異なる団体が関わっている可能性が考えられます。

(Schwarz)はドイツ語で黒、不吉、危険などを意味する言葉のようです。
その後に続く(ette)は女性を表す名詞語尾、まがい、代用品。となるようです。差別的用語としても使われる事があるようです。

なぁ、それって…要するに魔女って事を意味してねぇか?

マチ子

Daisuke

うん。何となくニュアンス的に魔女を含んでいるように思えるし、
ミオリネの母が”“を意味する神の名前というのも引っかかるよね…

ミオリネの母がガンダム・シュバルゼッテにかかわっている可能性があるのかもしれません。

もう一機、こちらは4/8に発売された”ディランザソル“ですが、こちらのソル(Sól)は太陽の女神の名であるというのも、ちょっと気になりますね。
でもジュターク社のMSなんでグエルの父上が搭乗していましたが、何か意味があるように感じました。

曙光のデリングとか昼のダグが関係しているのかな??

どろどろ君

地球から来たガンダムシリーズ

12話で大暴れしてくれたガンダムルブリス・ウル、そしてソーン
調べてみたら公式に驚きの情報が!

ガンダム・ルブリス・ウル
ヴァナディース事変以前、オックス・アース社によって開発されたルブリス量産試作モデルをベースに発展した、ガンダムタイプのモビルスーツ。
地球で活動する反スペーシアン組織である「フォルドの夜明け」に提供された。

ガンダム・ルブリス・ソーン
地球で活動する反スペーシアン組織、「フォルドの夜明け」に提供されたガンダムタイプ。
兄弟機のルブリス・ウルと同様、ルブリス量産試作モデルをベースに大幅なアップデートが施されている。

© 創通・サンライズ・MBS

オックス・アース社が地球の会社である事は以前から明かされていましたが、まさかルブリスがヴァナディース事変以前に開発されていたMSだったなんて…
大体ガンドフォーマットを軍事転用してGAND-ARMにしたのってヴァナディース機関じゃなかったのか??

って思ったら公式のルブリス量産試作型モデルのページに”オックス社が製造したガンダム・ルブリスの量産タイプ“って書いてある!!
そして一つ大きな勘違いをしていました。僕はヴァナディース機関がガンドフォーマットを軍事転用したと思い込んでいましたが、
カルド博士がGUNDやパーメットの研究をしていた組織をオックスアース社が買収して軍事転用した形となるようです。

つまり、軍事転用したのはオックスアース社である。という事でした。なるほど…

フォルドの夜明けとアルヴィースの歌

ガンダム・ルブリス・ウルとソーンのパイロット2名が所属する、
アーシアンによる反スペーシアン組織。この”フォルド”もまた、北欧神話に出てくる”アルヴィースの歌“という物語で、
アース神族の言葉で”大地“を意味する言葉でした。

アルヴィースの歌の文章から察するに、大地とは恐らく”地球“の事。
地球の大地は今、夜明け前にあるという事なのでしょうか。

 

スレッタの出生とエリクトの行方

こちらについては未だに謎が多く、物語の根幹にありつつも明かされている情報が少ない為、
人によって考察が分かれている印象がありますが、一旦今までの流れをまとめていきたいと思います。

巷では同一人物説、クローン説、コールドスリープ説、様々な考察、噂が見受けられます。

スレッタの年齢は本編開始時で17歳、エリクトの年齢はヴァナディース事変の時4歳。
単純に差し引くと13年となりますが、ヴァナディース事変が本編の21年前ということが明かされているため、
エリクト当時4歳がスレッタと考える場合、年齢が合わなくなってしまう。という問題点が生まれました。
(エリクト4歳+ヴァナディース事変21年=25歳?)

そこで、コールドスリープ説、クローン説が出てきたわけです。
コールドスリープについてはこれありきだったら本編開始時17歳となることが可能なので、年齢の辻褄は合わせられます。
(エリクト4歳+コールドスリープ=17歳!)

ですが、ここでまた問題が出てきました。
それは、スレッタがカルド博士を知らなかった事。
さすがに4歳でも交流のあったカルド博士を覚えていないというのは違和感があります。
コールドスリープの設定があったとしても、記憶まで消え始めたらもうなんでもアリになってしまいますし。

そこでクローン説の登場です。僕も以前の考察で、エルノラやスレッタを北欧神話のヴァルキリーとした場合、
ヴァルキリーは複数人いることから、クローン説はあり得るのではないかと考えていました。
【感想・考察】機動戦士ガンダム「水星の魔女」(8話までの感想)

ですが、今の所水星の魔女の中ではクローン技術があるという話は出ていないんですよね。
※エラン君は別人を整形した人なのでクローンではない。

そうなるといったい何なのか。という話になってきます。
それから、エリクトは一体どこへ行ったのか。という話も未解決のままです。

エリクトの行方

エリクトの行方については、残念ながら少々表現がぼかされてはいますが、作中でもだいぶヒントが隠されているため、
ある程度検討がついています。

それは”エアリアルの中“である可能性が高いかなー…と、思います。
正確には、エアリアルに流れる”パーメット“の中。

まず、僕はプロローグを観返してみて、大きな見落としがあることに気が付きました。
それは、エリクトが接続成功したレイヤーが33だと思い込んでいた事。

プロローグでエルノラはレイヤー32までの接続に成功し、33への接続を試みていました。
ですがそこでコールバックエラーとなり、ルブリスは反応を示しませんでした。

その後、カテドラルからの襲撃を受け、その際にルブリスのコックピット内にいたエルノラの搭乗を示すインターフェイスの表示がこちらです。

スマホの場合ちょっと見ずらいかもしれませんが”LAYYER34“って書いてあるんですね。

エリクトインターフェイス
©創通・サンライズ・MBS

それを見たエルノラは明らかに動揺しています。
エリクトインターフェイス
©創通・サンライズ・MBS

元々、パーメットは鉱物から発見された元素らしく、MSや艦船などのシステムに使われるほかに、
人体に流入させることで医療技術のGANDを動かすことができる仕組みにも使われていたそうです。

GAND技術の応用で動いているガンダムの力を引き出すということは、搭乗者の体内にパーメットが流れている必要がある。
と考えられるので、GAND-ARMであるガンダムのパイロットがパーメットスコアを上昇させると現れる赤い顔の紋様、あれはパーメットだったわけです。

作中ではパーメットスコアを上昇させるとパイロットの身体に”データストーム“が流れて負荷がかかる。と言っていたため、
恐らくパーメットをリンクさせ、パーメットのスコアを上昇させることで、ガンダムの動力が人体にフィードバックされてしまう割合が増え、
負荷がかかる。という事になるようですが、恐らく通常は、”レイヤー32″で接続していたか、或いは32までの接続しか成功できなかったものと考えられます。

そこで、エルノラがレイヤー33への接続をテストしていたがコールバックはなく、成功する前にカテドラルからの襲撃に合ってしまった。という事になります。
その際、奇跡的にエリクトがルブリスに接続成功してはいるものの、目指していた値を上回る”レイヤー34″での接続となってしまっており、
エルノラが驚愕した表情を見せた。という事かなと思いました。

そう考えるとルブリス=エアリアル説も、エアリアルの中に小さい少女の人影がいるのも、エアリアルのつじつまが合います。
また、エアリアルのシェルユニットが青く発光した際にプロスペラが涙を流した理由にもつながってくるわけです。

じゃあ、スレッタは誰なのという疑問が残ります。

それについては明確な回答はできないのですが、プロローグ時点で仮にエリクトがルブリスのパーメット内に取り込まれてしまったとしても、
体は残っているはずです。そのため、スレッタの体はエリクトの体である可能性が高いのではないかと考えられます。

なので問題は、スレッタの人格は一体何者なのか。という点ですね。
疑問のままですが、改めて次回以降に考えていきたいと思います。

プロスペラが発した”クワイエット・ゼロ“について

13話で明かされたクワイエット・ゼロの「GUNDフォーマットをネットワークにつないで戦争のない世界に書き換える」という目論見。
上記のエリクトがエアリアルのパーメット内にいると考えた場合、GUNDフォーマットの中に、人格を取り込むことができるって事になります。

進めば2つ。逃げれば1つ。

まさかとは思いますが、プロスペラが手に入れようとしているのは、プロスペラの視点による”平和”と”エリクトとの再会”なのか…?
と考えてしまいます。

かつて、亡き妻に会いたいが為に人類を補完しようとしたグラサンおじさんがいたよなぁと思いだしてしまいました。

最後に

いやーしかしながら考察がはかどる作品ですね。
わからない事だらけだけれど、観返すとヒントがいっぱい隠されている気がしてくるというね。

サンライズの掌の上で転がされているってわけですね。楽しくてしょうがないです。

日曜が楽しみでしょうがないよな

マチ子

というわけで、今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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