【感想】TVアニメ-ファンタジックチルドレン-時を超える絆と魂の物語

Daisuke

みなさんこんにちは!
今回はTVアニメファンタジックチルドレンの感想を書いていこうと思います。

ファンタジックチルドレンの公式サイトはこちら

MEMO
  • 日本アニメーションによるTVアニメ作品です。
  • 2004年10月4日から2005年3月28日までテレビ東京系列で放送されました。
  • 監督はAKIRAの作監や世界名作劇場ピーターパンの冒険のキャラデザ、最近では伊藤計劃氏原作のハーモニーのアニメで監督を担当されているなかむらたかし氏

TVアニメファンタジックチルドレン
©TAKASHI NAKAMURA/NIPPON ANIMATION CO.,LTD..・FC PROJECT

最初に感じた事

これは良いアニメをみつけたぞ…!

Daisuke

よぉおおしゃああ!って思ったよね

昨今の時代、アニメを観るって方法も随分多様化したと思うのです。
TVでリアルタイムで見る人もいれば、レコーダーに録画したものを見る人、僕のように、アマゾンプライムやdアニメストアなどで、配信サービスを利用する人。
その中で、過去の隠れた名作を見つけ出すみたいな楽しみ方ができるのは、過去のアニメも含め多数の配信を行ってくれているサービスの副産物かなーと思うわけです。

突然謎だらけのシークエンスで始まる物語の展開や、アニメーション的な面では、ちょっとしたアクションシーンの動きも立体的に見えるカメラワークが面白く、
子供向けのアニメであるとは思われますが、大人でも十二分に楽しめる要素がたくさん詰まっている作品だな、と感じました。

あらすじ

19世紀半ばの欧州。コンラート少年の前にべフォールの子供たちと呼ばれる六人の少年少女が現れる。
同行を促されたコンラートは強く拒絶。駆けつけた母親に優しく抱かれる少年を寂しく見つつ彼らは立ち去るのだった。

 

時は経ち20世紀。依然としてなぜか子供の姿のままの彼らは、一人の女性を捜し求めて東南諸島にある療養施設を訪ねるが、運悪く女性は息を引き取った後だった。
しかも彼らを追ってそこに現れたデュマ少年に子供たちの一人、メルが捕まってしまう…。

 

そして21世紀になり、東南諸島のパパン島で少年トーマはヘルガという名の少女と不思議な出会いをする。

©TAKASHI NAKAMURA/NIPPON ANIMATION CO.,LTD..・FC PROJECT

謎多き”べフォールの子供たち”

キービジュアルの下の方にも描かれているこのべフォールの子供。白髪で目の色は緑色をしていて、アニメの中でも見た目含めて異質な存在なのですが、この子供たちが作品の大きなカギを握っています。11歳までしか生きる事ができないため、数百年前から転生を繰り返しているという驚異の集団です。

ファンタジックチルドレンは全26話あるのですが、序盤の8話くらいまで謎が多すぎて、ヒントもほとんどないので、目まぐるしいストーリー展開を求める人にはやや退屈に感じられる場面が多いかもしれません。

ですが、徐々に解き明かされてく子供たちに秘められた謎と、背負っている使命の大きさがわかってくると、気づけばこの作品の虜になっていることは間違いないと思います!

全話観終わった後にOP観直すと涙出てくる

マチ子

それに謎のままでも各話面白いのでダレることはあまりないかなと思います。

トーマとヘルガ

主人公トーマと、ヒロインの位置にいるヘルガ。この2人の関係が作品の根幹となります。
小さな島に住む主人公トーマのもとにある日突然現れる謎の少女ヘルガ。2人の出会いをきっかけに、物語が動き始めるのですが、ヘルガがとても特徴的なんですね。

何度も同じ場所の絵を描き続けていて、そこに行きたいのに、そこがどこなのかわからないという。どういうことなのかさっぱりわからない状況で、ヘルガの行きたい場所を探すトーマたちと、ヘルガが描く絵とよく似た絵を頼りに”何者か“を500年もの間転生を繰り返して探し続けているべフォールの子供たち。序盤はその2つの視点の物語で展開します。

ヘルガの絵の場所はどこ?(以後ネタバレあり)

ヘルガが何度も絵に描いていた場所。そこは惑星ギリシアという場所でした。

Daisuke

別の星だったとは驚きました

なんとヘルガや、ヘルガを追うべフォールの子供たちは、惑星ギリシアという遠い星から魂を地球へ転生させていました。
16話から始まるギリシア編で一気に謎だらけだった伏線が見事に回収されていきます。

すべてが明らかになるギリシア編

一言で説明するのが非常に難しい展開となるギリシア編。
ここで明らかになるトーマの前世セスとヘルガの前世ティナは幼馴染でした。
幼い時からずっと護ってきた妹のようなティナが、セスの親友ソランと恋仲にあることを知るセス。

ティナはある時瀕死の重傷を負うことになり、父タイタス王によって兵器に変えられてしまいますが、
兵器となり暴走しかけたティナが自分ではなくソランの呼びかけで自我を取り戻したことにセスは絶望します。

片腕を失い、雨の中で下を向き歩くセス。ティナとソランの仲を純粋に応援していたはずなのに、本心では絶望を感じてしまっている自分の、怒りとも悲しみともいえない焦燥感のような複雑な感情と、感情に任せて起こしてしまった悲劇を、贖罪することもできないままティナと共に地球へ転生されてしまった事がとてももどかしく、皮肉に感じました。

最後に

地球に転生された後もなお、ぼやけた記憶のまま何度も転生を繰り返しても自分であり続けようとしたティナに非常に強さを感じました。
深く魂に刻み込まれたというものを、この作品は表現しようとしていたのではないかと思います。

多くの人が称賛する意味が納得できる良い作品でした。

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