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【感想】OVAアニメ-天使のたまご-

Daisuke

みなさんこんにちは!
今回は知る人ぞ知る伝説的OVAアニメ『天使のたまご』を観た感想を書いていこうと思います。
MEMO
  • スタジオディーンによるアニメーション作品です。
  • 1985年に発売されたOVAです。
  • 原案・監督・脚本すべて押井守氏が担当されています。
  • なんとキャラデザは初期FFシリーズでキャラデザを担当されていた天野喜孝氏

天使のたまご
©押井守・天野喜孝事務所・徳間書店・徳間ジャパン

ネタバレについて

本記事はなるべくネタバレは無しで書こうと思いますが、内容に多少触れています。
これから作品を観るという方はご注意の上、ご覧ください。

最初に感じた事

世界観がめちゃくちゃかっこいい。

天野氏のキャラデザがマジで良い。というか、ここまで天野氏っぽいキャラデザがアニメに投影された作品は未だかつて観た事がない気がします。

ちょっと別枠的な感動になっちゃってますが、ストーリーを抜きにして考えると、天野氏がキャラクターデザインをしていたファミコンやスーファミの頃のFFが好きな人は、願ってもない最高な体験ができる作品なんじゃないかと思っちゃいました。

色々やばいくらいテンション上がるなこの作品

マチ子

あらすじ

水没した都市の中で、たまごを抱き続ける少女。
彼女は、それが天使のたまごであると信じていた。

奇怪な戦車から降り立った、巨大な銃を抱えた少年。
彼は、夢で見た“鳥”を探していた。

廃墟のような街で、ふたりの間にはほのかな共感が芽生えたかに見えたが、ある晩、少年は少女のたまごを砕いてしまう–。

©押井守・天野喜孝事務所・徳間書店・徳間ジャパン

押井守監督って本当にすごいって思ったところ。

ゴシック様式系の建造物×天野氏のキャラデザの映像化という挑戦
美術設定も含めて天野氏が担当してるって書いてあったので風景含めて天野氏が手掛けてるようなんですけどね。
とにかく建物がかっこいい。かっこいいのです。
暗い夜のとげとげしい装飾や厳めしい門扉、硬い質感の、冷たそうな石畳。そこを裸足で歩きまわる少女。このシーンだけでもずっと観ていたくなる

建造物ってどうしても背景、つまり主役ではないというのは致し方ないのですが、見た目だけで十分に主役になりうる建造物ってこの世にはたくさんあるじゃないですか。例えばベタですが、スペインのサグラダファミリアとか。

そういう建物の内部とか、あるいは複数の建造物を見て回るのって、十分楽しめると思うのですよね。多くの人が旅行などでそれを行っているように。

ただ建物って、主役になりうるって思う一方で、アニメとか映画みたいに、ストーリーが存在しているものはどうしても人物主体でしか話って進めようがないので、建物を主役にするってことが難しい媒体ではあると思うのですね。
※ゲームとかだとできないことはないとおもいますが。

でもそれを、アニメという媒体で行って見せた押井監督。本当にとんでもねー人だなと。そう感じました。
もちろんこの作品にもストーリーは存在しますし、建物が主役というのは言い過ぎではあるのですが、登場人物の並びに”建造物“と入っているのが自然な作品だと思います。

実体がない魚を追いかける兵隊の描き方とかも、ものすごくかっこ良いですね。

アニメの”普通“に対する挑戦。

アニメだからって世間一般で言うアニメたる作品を作る必要はないと思いますし、必ずしもエンタメでなければならないなんてこともないと思うんです。

ですが、じゃあ何のために作るのかって話になった時、課題点として”製作費”っていう現実的な問題がどうしてものしかかってくるものと思うのですよね。
その結果、一般的に”アニメ”という媒体に求められている要素ってある程度の禁じ手は存在するという結論が出てしまう部分はあるんじゃないかと思うのです。

僕はこの作品はそれらに対して、かなり挑戦的な意識を感じました。
過去にアニメージュでのインタビューでも”登場人物へ感情移入してストーリーを追っていくやりかたに対するアンチテーゼであったかもしれない”と語っていたようで、絵を動かすというアニメ表現の挑戦的意欲を持って作られた作品だった事が伺えます。

ある種”神”が定義された作品と言えるかもな

マチ子

印象に残ったシーン

印象に残ったところと言えば、少女と青年が一番最初に出会うシーンですかね。

青年を乗せてきた巨大なロブスターみたいな赤い重機の存在と音が破壊的で、”ああ、この世界をぶち壊しに来たんだっていう絶望感がたまらなかったですね。
そういった暗喩は無いのかもしれませんが。笑

最後に

この作品。最初はポストアポカリプス系かなと思いましたが、少し調べる限り、ストーリーラインとしては旧約聖書のノアの方舟がベースになっているようなのですが、あえてそこに触れなかったのは、個人的にストーリがなくても充分楽しめたからです。考察するのも多分楽しいですが、この作品。浸っていたいですね。

余談ですが、アニメではないものの、ゲームのICOHollow Knightといった作品の持つ静けさが好きな人には是非お勧めできる作品かなと思いました!
※あと昔のFF作品が好きな人!笑

ちょうど今(22.10.31)アマゾンプライムでは見放題の対象になっているので、加入されている方は必見です。

というわけで、今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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