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【感想】劇場アニメ-ペンギン・ハイウェイ-

今回の記事はこちら劇場アニメ「ペンギン・ハイウェイ」の感想を書いていこうと思います。

ペンギン・ハイウェイ公式サイト

MEMO
  • 石田裕康監督作品で、公開は2018年となります。
  • 制作はスタジオコロリド

映画『ペンギン・ハイウェイ』 予告2

© 2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会

ネタバレご注意!

本記事では内容に触れております。まだ未視聴の方はご注意ください!

早速ですが、感想を書いていきたいと思います!

見ようと思ったきっかけ

きっかけは、以前にYoutubeでみたスタジオコロリドの作品”Rain Town“に心を奪われたからです。
雨の街で出会う少女とロボットの話なのですが、素晴らしい作品だったので、その制作会社が作るアニメを観たくなりました。

あらすじ

小学四年生のアオヤマ君は、一日一日、世界について学び、学んだことをノートに記録している男の子。

利口な上、毎日努力を怠らず勉強するので、「きっと将来は偉い人間になるだろう」と自分でも思っている。
そんなアオヤマ君にとって、何より興味深いのは、通っている歯科医院の“お姉さん”。
気さくで胸が大きくて、自由奔放でどこかミス テリアス。
アオヤマ君は、日々、お姉さんをめぐる研究も真面目に続けていた。

夏休みを翌月に控えたある日、アオヤマ君の住む郊外の街にペンギンが出現する。
街の人たちが騒然とする中、海のない住宅 地に突如現れ、そして消えたペンギンたちは、いったいどこから来てどこへ行ったのか……。
ペンギンヘの謎を解くべく【ペンギン・ハイウェイ】の研究をはじめたアオヤマ君は、お姉さんがふいに投げたコーラの缶がペンギンに変身するのを目撃する。
ポカンとするアオヤマ君に、笑顔のお姉さんが言った。

「この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?」

© 2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会サイトから引用

まず最初に思ったこと

かわいい…

なにがってもう何もかも。笑
スタジオコロリドの描く線とかキャラデザってなんだか丸っこくてほんと可愛い。

主人公のアオヤマ君をはじめ、ウチダ君、ハマモトさん、お姉さん、ペンギン。スズキ君もみんなほんとに生き生きとしていて、
彼らの生活を見るというそれだけのためだけにこの映画を見るという理由でも充分成立するんじゃないかってくらい素敵なアニメーション映画です。

声優を担当している方たちの声もピッタリで、個人的には特に本作のキーキャラクターである「お姉さん」の声を演じている蒼井優さんの声が本当に心地よかったです。
なんだか安心感があって、色気もあって、声だけで好きになってしまいそうな、魅力的な声ですよね。

一足先に読んでいた小説で想像していたそのままのいたずらっぽいお姉さん。って感じでした。

アニメ化について

小説を読んだときに感じていたイメージ、例えばペンギンたちの動きや、海辺のカフェでチェスをするアオヤマ君とお姉さん、「海」の研究の風景など、
ワクワクしながら想像していた世界観を映像、BGMと合わせて体験すると、想像以上でした。

草原はすごく広いし、夏の森の色はすごく生き生きしているし。

より多くの情報によって、「ペンギン・ハイウェイ」の世界観に浸かることができました。
めっちゃワクワクしますよ!

映像で見る切なさ

ペンギン・ハイウェイといえばお姉さんですが、アオヤマ君が興味を持ち、様々な研究をしていく中でだんだん点と点が線でつながってゆくにつれ、ぼんやり気が付いてしまったお姉さんとペンギン、「海」との関連性。そして、「海」への対応。それはつまり。お姉さんとの別れ。

最後にお姉さんが言った「泣くな、少年」で「ぼくは泣かないのです」って返すアオヤマ君が彼らしくてすごく切なかったです。ほんと最高だよアオヤマ君。

印象に残ったシーン

まぁ映画を見た方はどなたもそうかもしれませんが、お姉さんの家でお昼ご飯をごちそうになった後、寝てしまったお姉さんの横顔をアオヤマ君が眺めているシーンですかねー。

-ぼくはなぜお姉さんの顔をじっと見ているとうれしい感じがするのか-

アオヤマ君。君は本当にませているよなぁ。

題歌が最高

僕は映画の最後のスタッフロールが映画の余韻を楽しめる時間なので結構好きです。

ラストシーンからスタッフロールに移り変わり、宇多田ヒカルさんの「Good Night」が流れるのですが、これがまたグッとくるんですよねぇ…
流れ始めるスタッフロールとギターのアルペジオ、ピアノ。そして歌い始めるボーカル。次の小節から流れるように入ってくるリズムをとるバスドラの音。
宇多田さんの曲は本当に気持ちが良いですね。
しかもこの主題歌のグッドナイト。主人公アオヤマ君が夜家に帰るときなどにお姉さんと交わしていたおやすみなさいの言葉「ぐんない」にきっと合わせているんですね。

映画を見た方もそうでない方も、主題歌トレーラーが公開されていたので、一度主題歌を聴いてみてください。最高にいいですよ。
『ペンギン・ハイウェイ』 スペシャルトレーラー

最後に

巷ではお姉さんと小さい男の子の関係性が好きな界隈の方たちが言う、いわゆる「おねショタ」としてTwitterなどで取り上げられておりますが、
そういった要素も確かに良いのですが、純粋にアニメ作品として大人も子供もきっと楽しむことができるすごく素敵な作品だと思います。

小さいころに感じていたあのワクワクを映画の中で存分に味わうことのできる貴重な作品でした。心からおすすめします。

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