Daisuke
今回はTVアニメ機動戦士ガンダム「水星の魔女」本編の感想(+考察)を書いていこうと思います。
- サンライズによるアニメーション作品です。
- TBS系列にて2022年10月2日より放送されています。
- 大河内一楼監督作品です。ガンダムシリーズでは∀ガンダムの脚本を担当されていました。
プロローグの記事はこちら!
最初に感じた事(以降ネタバレご注意!)
プロローグから一転、青春学園ライフ!
温度感がスゲーぜ!
最初から婚姻を掛けて決闘してるしヒロインの花婿になったかと思えば元気のいい奴からプロポーズされるし、目まぐるしくハチャメチャに展開してましたね。
しかしこういうのも悪くない。好きです。
というわけで、
本記事では、本編を見た僕の感想と、プロローグで行った考察に続き、公式サイトの情報をもとに、本編の内容についても軽く考察していきたいと思います!
マチ子
あらすじ
A.S.アド・ステラ122――
数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。モビルスーツ産業最大手「ベネリットグループ」が運営する
「アスティカシア高等専門学園」に、
辺境の地・水星から一人の少女が編入してきた。名は、スレッタ・マーキュリー。
無垢なる胸に鮮紅の光を灯し、少女は一歩ずつ、新たな世界を歩んでいく。
©創通・サンライズ・MBS
4話まで観た感想
まず前段として、4話まで観た感想です。
登場人物の印象については、スレッタとミオリネの関係性が尊い事と、グエル君は悪い奴ではないって事。
それから、地球寮のキャラクター達はみんないい人だなぁと感じました。
Daisuke
マチ子
全体の大勢感は、アーシアン(地球生まれ)とスペーシアン(宇宙生まれ)の差別問題がはっきりしてきたように思いました。
学園外の区域でも、アーシアンのデモ集団をMSで強制的に検挙している様子が描かれていましたし、学園内でもアーシアンに対する嫌がらせや、心無い発言に傷ついている様子なども描かれていました。
こんな状況の中に転入するというのは気が引けますね…
どろどろ君
企業各社の印象は、作中で言われているベネリットグループの中に御三家と呼ばれる3大勢力があり、その3社を中心に、評議会での審議が行われているようでした。
気になったところ
考察するにあたり、僕がまず気になったのは、ミオリネが地球を目指している理由、そして、母の存在です。
ミオリネはトマトを育てていたり、植物を培養していたり、農業に興味を持っている様子があります。
地球寮の皆さんも酪農をしていますし、共通点が伺える事を踏まえると、本編ではまだ明らかにはなっていませんが、ミオリネの母は地球にゆかりのある人物なのではないか。ということが伺えます。
ですが、1話でスレッタとの会話の中から察するに、すでに亡くなっているようです。
ガンダムエアリアルについて
エアリアルについては、主人公機なのでデザイン自体は序盤から情報が出ていましたが、プロローグの作中では出てきていませんでした。
唯一、プロローグで出ていたMSで近しい機体はルブリスですが、そうだったとすると、名を隠しているということはルブリスもまた、スレッタ同様、素性を知られたくない理由があったということなんでしょうね。
“エアリアル“という名前について少し調べてみました。
ヒントにしたのは元々スレッタたちがいたヴァナディース機関のフロント”フォールクヴァング“です。
このフォールクヴァングというのは北欧神話に出てくる宮殿の名らしいのですが、ここへ戦場で死んだ戦士たちの魂を運んでいた。という記述がありました。
その死んだ戦士たちを古ノルド語で”エインヘリャル“と呼ぶらしく、”アインヘリヤル“といういう表記も存在するらしいので、そこから転じて”エアリアル“と名付けられたのかもしれません。
※それから、こじつけもいいところなのですが掘り下げるとこの”エインヘリャル”。ラグナロクという最終決戦でアース神族と共に巨人族と戦ったとも記述がありました。
“アース神族”。カタカナ読みだと”アーシアン”の人たちの暗喩なのでしょうか?
さらにミオリネの父”デリング”ですが、なんとアース神族の中に同名の人物がいたのですね。これはもしかするとデリング自身がアーシアンである可能性が出てくるのか?とか思ったりしますがそれは都合がよすぎるのでナシでしょうね。
黒いガンダム
話を戻してMSについて、作中ではまだ未登場ですが、エアリアルのほかにもう一機、黒いガンダムが登場するようです。
ペイル社の機体で名はファラクト、パイロットはエラン・ケレスです。
公式ページ内ではまだファラクトの型式番号が表記されていないため不明ですが、
載っていないということは、型式番号から何かが明らかになるのかもしれません。
エラン・ケレスについてもまだ全く謎です。
彼が1話で読んでいた本の文章を文字に起こして翻訳ツールで翻訳してみたところ、哲学か何かの本を読んでいるようでした。
文章中に何度か出てきた言葉に”イデア(Idea)“という言葉がありました。
イデアという言葉は古代ギリシャで哲学を研究していたプラトンという学者が定義した概念のようで、ものの「姿」や「形」を意味しているようです。宗教などの”偶像”もこのイデアであると思われます。
エラン・ケレスは偶像化することのできない、あるいはするべきでない物に対して、興味を持っているということかもしれません。
今作でいう”魔女“や”ガンダム“がその対象である可能性も低くはないかな、と思いました。
ペイル社についてもまだ謎の多い企業ですが、ベネリットグループ内での御三家と呼ばれているため、
学園に対してもそれなりに影響力のある会社である事がうかがい知れます。
公式サイトで御三家3社のロゴを見るとライオン(ジェターク社)、サメ(グラスレー社)、鷹(ペイル社)と陸海空の3つの頂点の象徴とうかがえる生物がモチーフとなっていました。
このことから御三家は、別々の思想を持つか、あるいは守備範囲が異なるということなのかもしれません。
少なくとも大組織ベネリットグループは、一枚岩ではないようです。
決闘委員会のメンバー
決闘委員会については御三家所属のシャディクやエランが所属しているのはわかるのですが、
よく見ると、2人、謎の生徒がいましたね。
名はセセリアとロウジ。
■セセリア
◆◆登場キャラクター解禁⑤◆◆
#水星の魔女 第1話に登場した、
【セセリア・ドート】の設定画を初公開いたします!━━━━━━━━━━━━
セセリア・ドート
CV:#山根綺
━━━━━━━━━━━━▼公式サイトhttps://t.co/UCa9FVk8tm#G_Witch pic.twitter.com/YlrSGcmDup
— 機動戦士ガンダム 水星の魔女 (@G_Witch_M) October 2, 2022
■ロウジ
◆◆登場キャラクター解禁⑥◆◆
#水星の魔女 第1話に登場した、
【ロウジ・チャンテ】の設定画を初公開いたします!━━━━━━━━━━━━
ロウジ・チャンテ
CV:#佐藤元
━━━━━━━━━━━━▼公式サイトhttps://t.co/tWL3zHd10x#G_Witch pic.twitter.com/HIjbginW5G
— 機動戦士ガンダム 水星の魔女 (@G_Witch_M) October 2, 2022
セセリアは御三家のグエルに向かって皮肉を言うなど、メンタルが強めのキャラのようです。セセリアとロウジのコンビ。凸凹で良いですね。
ロウジがガンダム歴代主人公が多く所持していたハロを持っていることも気になりますね。
また、この二人だけ”ブリオン寮“の所属です。
ブリオン社はチュチュが搭乗していたデミトレーナーというMSを開発している会社です。
訓練用の機体に採用されているMSの開発会社ということは、それなりに実績がある会社ということなのかもしれません。
アスティカシア高等専門学園のロゴ
これも関係なさそうですが念のため。
アスティカシア高等専門学園のロゴ、何かに似ている気がすると思ったら、
機動戦士Zガンダムに出てくる地球連邦軍の特殊部隊”ティターンズ”のロゴによく似ているなぁと思うのです。
ティターンズは「地球至上主義」を提唱しているのに対し、
アスティカシアは地球人であるアーシアンに対する差別意識を持っているため対照的な思想のようです。
ゼータは宇宙世紀なので関係はないと思われますが、他のアニメがこの似せ方をしたらパクリ疑惑が経ちそうなくらい似ているため、ここも何か引っかかるところがあります。
※上の方に記載したエアリアルの段落で、北欧神話の話を少ししましたが、アーシアンがアース神族かも~という記述をしましたが、ラグナロクでアース神族と戦うのが巨人族。英語ではタイタン(TITAN)なのです。ティターンズ(Titans)。ここでも北欧神話を思わせるキーワードが出てくるのも興味深いですね。
最後に
結局まだまだ分からないことだらけですが、毎週日曜日が楽しみですね!
またちょうどよいころ合いを見計らって、感想や考察記事にしていきたいと思います。
というわけで、今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
素敵なエンディング曲、シユイさんの「君よ 気高くあれ」で締めたいと思います。
【MV】君よ 気高くあれ / TVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』EDテーマ
©創通・サンライズ・MBS
“サンライズ”の関連記事
【感想・考察】機動戦士ガンダム「水星の魔女」(13話までの感想)
【感想】劇場アニメ-機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ-
【感想】劇場アニメ-機動戦士ガンダム 逆襲のシャア-
【感想】劇場版三部作-機動戦士Ζガンダム-
【感想・考察】機動戦士ガンダム「水星の魔女」(8話までの感想)