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【感想】劇場アニメ-プロメア-

みなさんこんにちは!
このブログに興味を持ってくださってありがとうございます!
今回は公開から間もない日本最高峰のスタッフによるアニメ作品「プロメア」の感想を書いていきたいと思います。
いやぁしかし、すげぇ作品を目撃してしまいましたよ僕は。

MEMO

・TRIGGERによるアニメーション作品です。
・2019年5月24日に全国公開されました。

プロメアの公式サイト

映画『プロメア』本予告 制作:TRIGGER  5月24日〈金〉全国公開

©TRIGGER・中島かずき/XFLAG

ネタバレご注意!

本記事では内容に触れております。まだ未視聴の方はご注意ください!

早速ですが、感想を書いていきたいと思います!

「プロメア」を知るきっかけ

まぁ何と言ってもアニメ好きなら聞いたことがない人は稀であろう「天元突破グレンラガン」「キルラキル」でおなじみのTRIGGERさんですよ。
昨今のアニメ作品で「ケレン味」といえばTRIGGERと言っても過言ではないですよね。

まず最初に感じた事

とんでもないくらいド派手!

上記で書いた「TRIGGER=ケレン味」を期待している方がガッツポーズをしている場面がよぎるくらい、
もはや文章というよりは擬音で書いたほうが伝わるんじゃないかってくらいド派手でした!笑

のっけから画面バァァアアン!ロボがドォオオオオオン!決めポーズズバーーーーン!!!みたいな。笑
あまりにも迫力がすごいんで3D眼鏡かけてたっけ??みたいな錯覚に陥るくらい縦横無尽に画面がハチャメチャに派手でとにかくかっこいい。そんな印象でした。

おっと。あらすじを忘れてましたね。
ということで。

あらすじ

全世界の半分が焼失したその未曽有の事態の引き金となったのは、
突然変異で誕生した炎を操る人種〈バーニッシュ〉の出現だった。

あれから30年――攻撃的な一部の面々が〈マッドバーニッシュ〉を名乗り、再び世界に襲いかかる。
対バーニッシュ用の高機動救命消防隊〈バーニングレスキュー〉の燃える火消し魂を持つ新人隊員・ガロと
〈マッドバーニッシュ〉のリーダー・リオ。

熱き魂がぶつかりあう、二人の戦いの結末は――。

映画を見る前の印象「バーニッシュって?レスキューって消防士ってこと?」

そう。僕が映画を見る前に気になった部分はこれでした。

設定がちょっとオリジナル味が強くて、具体的にどんなアニメなのかピンとこない。
バーニッシュってなんだ?キービジュアルでは主人公とライバル?敵?と思しき人物が対立している感じだけど火消しが主人公だとして相手側ってバーニッシュって何やってるんだ?
放火?いやまさかそんな陰湿なわけないよな…みたいな印象でした。

で、バーニッシュって?プロメアって?

結構ネタバレですが、プロメアに出てくる<バーニッシュ>って要はミュータントみたいな存在なんですね。
で、炎だと思われているものが実は「プロメア」っていう地球外生命体であるらしいんですね。

プロメアは地球の地核を通じて地球にリンクしていて、プロメアの意思をバーニッシュが受信することで、炎(プロメア)を体から放出する現象が起こっていると。
そういう事らしいです。

画面の迫力で全部持っていかれる!!

最初にキービジュアルを見た印象としては、色の設計がパステルっぽいのに対して線画を色トレス(※絵の線画に青、赤など色を付けること)しているからより絵が平面的に見える気がしてなんか印象に欠けるなーと…(偉そう)思っていたんですが、
僕なんかが偉そうに語ってる部分は当然TRIGGERの計算でやっている部分なんですよっ!とでもいうくらい。
冒頭から思いっきり飛ばしてくれました。色が淡色っぽく見えるのも、色トレスでより平面的に見えたのも、構図で立体的に見せるための簡略化された設計だったのですね。

画面がとにかく「広角」なんです。広角っていうのは、極端にわかりやすく例えると、「魚眼レンズ」です。
広角を思いっきり強くすると魚眼レンズっぽくなります。僕たちの両目の端から端ってぼんやり意識すると結構な範囲が見えますよね。それを長方形の画面に収めようとすると、
結構圧縮しなきゃ入らないわけです。なので、画面がゆがむのです。これが迫力や臨場感につながる結果になるのです。つまりその広角の特徴は画面の幅である「画角」が広い構図。ということになります。

本作プロメアはアクションシーンで広角の画面をこれでもかというくらい多用し、さらにキャラクターの色と線画の色トレスによってシルエットを簡略化することによって、より立体的に3Dが使われた車や建物などの物体となじむようなデザインに設計されていたわけです。結果として、3D眼鏡をかけているのかと錯覚するようなレベルに、画面が飛び出してくるぐらい迫力のある画面を生み出しているのです。

と言っても広角自体は珍しいものでもなく、戦闘シーンがあるアニメでは大体広角の構図です。笑
でもここまで迫力のある画面作りができるのは、グレンラガンやキルラキルの原画力とグリッドマンでの3Dの実績があるTRIGGERならではといえるのではないかと思いました。

俳優陣の演技力について

結構ね、ここはジブリ作品とかでも毎回賛否両論ある部分だと思うんですよ。
声優さんにはあまり詳しくないですが実際僕も「この人さすがにひどいな…」と思うときもあります。笑
でも今回については、少なくとも主人公ガロ役のマツケンこと松山ケンイチさんはすっげー良かった。マジでほかの声優さんたちと見劣りしないくらいパワフルだし細かい部分までちゃんと演じ切ってました。

正直びっくりしました。さすが演技派。
堺雅人さん、早乙女太一さんもいい感じでした。ただ声優さん達とリアルに比較すると少し違和感は感じる気はしました(偉そう)。

印象に残ったシーン

そうですね、たぶん見た人ほとんどがここを上げるような気がするんですが。笑
主人公ガロとマッドバーニッシュのリーダー、リオが共闘するシーンじゃないでしょうか。

なぜかというと、ガロが憧れるプロメポリスの司政官のクレイは、ある計画を目論んでいました。
地核が活発化しすぎて、地球がそれに耐えられないので、ノアの箱舟を作って地球から脱出しましょう。(ただし乗れるのは1万人だけ!)

というような、割とありがちな展開の黒幕なのですが、そのノアの箱舟をワープさせる原動力にはバーニッシュみんなの命を使いまーす!っていう話だったのですがでも実はバーニッシュみんなの命を使ってワープホールを作ったら地核爆発しまっせー!って事実を知ったガロとリオが事実を教えてくれた博士の用意していたロボに乗ってクレイと地球を止めに行く。
文章にすると身もふたもない展開なのですが、映像で見るとこれがまぁアツい。アツいのです。

対立しているキャラが1つの目的で共闘する展開は何度見ても胸アツですよね!

音楽について

今回音楽を担当されているのはガンダムユニコーンや、甲鉄城のカバネリ、TRIGGER作品ではキルラキルなどを担当されている澤野弘之さんなんですねー!
澤野さんのダンサブルでかっこいい曲はそれぞれのシーンをよりエモーショナルな印象を与えてくれますよね。何度かライブに足を運んでいるくらい僕も大好きな作曲家さんです。

澤野さんがかかわっているかそうでないかでかなり作品の印象に影響があるくらい、澤野さんの関わっている作品はスタイリッシュな印象になりますよね。
公式サイトで劇中歌メドレーPVが公開されたって情報があったので貼っておきます。

映画『プロメア』劇中歌メドレーPV

©TRIGGER・中島かずき/XFLAG

最後に

いやぁー完全燃焼というかね、ほんとスカッとしました。とにかく2時間があっという間に過ぎ去ります。
気持ちの良い気分になれる映画でした。
ストーリーも小難しくないので、たぶんどんな方が見ても普通に楽しめる作品なのではないかと思います。
まだ公開されたばかりなので、この機に是非観てみてはいかがでしょうか!

追伸:現在公開一週目では映画前日譚の『ガロ編』が視聴できるシリアルコードがもらえます。
動画もけっこうちゃんと作られていて、10分近くあるので見ごたえのある特典ですよ!
※僕がもらった配布のキャラクターカードは隊長のイグニスさんでした。 シブいぜ!笑

MEMO

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