Daisuke
今回は”鉄血のオルフェンズ”以来5年ぶりとなる、TVアニメ機動戦士ガンダム「水星の魔女」の感想(+考察)を書いていこうと思います。
本編の記事はこちら!
【感想・プチ考察】機動戦士ガンダム「水星の魔女」(4話までの感想) 【感想・考察】機動戦士ガンダム「水星の魔女」(8話までの感想)
- サンライズによるアニメーション作品です。
- TBS系列にて2022年10月2日より放送予定です。
- 大河内一楼監督作品です。ガンダムシリーズでは∀ガンダムの脚本を担当されていました。
最初に感じた事
SNS方面のスタッフの起用が多い!
もはや作品の内容についての感想ではないのですが…笑
昨今のアニメに見られる、SNSで知名度のある方をキャラ原案に迎えたり、OPをyoutubeで有名なアーティストが起用されたりなど、各方面での活躍を目にする機会が増えたように感じている今日この頃。ついにサンライズもガンダムに花形のイラストレーターさんを起用する時代になったのだなーと、時代を感じました。
最近は”絵を描く”という趣味がトレンドっぽい印象すら感じるようになったイラストレーターという職業。花形のお仕事になりつつありますね。素敵な時代になりましたね。お絵描き楽しいな。
マチ子
前日譚「PROLOGUE」のあらすじ
小惑星に建造されたフロント、フォールクヴァング。
ヴァナディース機関のラボでは、ガンダム・ルブリスの稼働実験が行われていた。評議会から課された条件をクリア出来ないままのルブリスに、
焦燥感を募らせるテストパイロット、エルノラ・サマヤ。――その日は、彼女の娘が4歳を迎える誕生日だった。
©創通・サンライズ・MBS
水星の魔女の元号
水星の魔女、プロローグの暦はA.S.(アド・ステラ)122
ラテン語でアドは~へ向かう。ステラは星、恒星という意味らしいです。
星へ向かうという事になりますかね。
どこかの星へ向かい続けている人たちの話なのかな?
登場する企業やキーワードについてまとめてみました
- ガンドフォーマット
元来、宇宙環境で生じる、身体機能障害の補助を目的とした医療技術。 - オックスワーズ社
モビルスーツを製造している会社らしいです。
生命倫理問題が懸念されている。とのこと。 - バナディース機関
オックスワーズ社が買収し、
ガンドフォーマットをモビルスーツへ軍事転用。 - アーシアン
主人公エリー達がそう呼ばれています。宇宙世紀で言うアースノイド(地球生まれの人)といったところでしょうか。 - スペーシアン
宇宙世紀で言うスペースノイドでしょうか。 - モビルスーツ開発評議会
バナディース機関のモビルスーツ完成を懸念している様子。ライバル社?
“魔女への鉄槌”?魔女狩りがモチーフなのでしょうか。 - 監査組織 カテドラル
モビルスーツ開発評議会が設立した”モビルスーツ開発の秩序と倫理を守るため”の組織。
“カテドラル”は教会の大聖堂を意味します。
どうやら主人公サイド”アーシアン“の企業”オックスワーズ社“が開発している新型モビルスーツが、従来のモビルスーツを開発したと思われる”モビルスーツ開発評議会“のものとは動作機構が異なるらしく、評議会が開発を阻止(というかもはや武力による制圧)をしようとしているようです。
タイトルの”水星の魔女”やモビルスーツ評議会のキーワードを踏まえると、教会が異教徒狩りをしようとしているという構図のように見えます。
今までのガンダムには見たことがないモビルスーツ(以降ネタバレあり)
冒頭から試作機のモビルスーツ(以降MSとします)に搭乗し、パーメットリンクと呼ばれるシステムへの接続を試みるパイロット”エルノラ”
コックピット内のインターフェースからレイヤー”33″と呼ばれている接続回線からMSへの接続を試みている様子。
だがコールバックはなくエラー、エラー。
パイロットの身体への危険が懸念されるような物のようですが…今までガンダムシリーズではこんなシステムなかったように思います。
唯一あるとすれば、鉄血のオルフェンズの”ガンダムフレーム“の阿頼耶識(アラヤシキ)くらいでしょうか?
両システムは似ているようにも思えますが、大きな違いは阿頼耶識は身体にナノマシンを注入し、脳神経とMSを直結し、頭で直接MSを動かすのに対し、本作品では”ガンドフォーマット“と呼ばれる医療技術をモビルスーツに転用して稼働させているため、身体のパーツを動かす延長上にある感覚での操作という事になるという点です。
似てはいるものの、技術としてはナノマシンを使う阿頼耶識の方がだいぶ進歩した技術のように思えました。
MSの印象
モビルスーツ評議会側のMSと比較すると、オックスワーズ社のMSは”機動戦士ガンダム”などに登場する、思念操作型の武器”ファンネル“のような武器を展開させているのが特徴的です。
コックピット内のインターフェースのから敵機を指定して攻撃させていたため、思念で操作するファンネルとは少し異なる様子ですが、
ガンドフォーマットの手術が必要になるのであれば、ゼータなどで出てきた強化人間に比較的近い扱いになるのでしょうか。
しかし、母エルノラができなかったレイヤー33への接続を主人公エリー(エリクト=サマヤ)は解除できていました。
母は腕を機械化していたのに対し、エリーは4歳なのでまだ体を機械化しているとは思えないので、そうなると無改造での接続が成功できたということになりますね。
もしかしてこの作品、”ニュータイプ“のような力が存在するんでしょうか。
また、主人公エリーは本編では”スレッタ・マーキュリー“という名で生活している様子。素性を隠しているのでしょうか。
魔女の駆けるガンダム
僕の仮説としては、本作における”ガンダム”はガンドフォーマットを軍事転用したシステムの名称GUND-ARM(ガンドアーム)→ガンダムとしての象徴的概念のほかに、
“魔女“と定義される力を持つものにしか駆けることのできない、”悪魔”としてのガンダムが存在するのではないかと考えています。
それが、本作ではエアリアルをはじめとした、”ガンダム“の名を冠しているMSなのではないかと考えます。
かつてアムロ・レイの搭乗MSがそう呼ばれていたように、悪魔としてのガンダム”白い悪魔”。
かっっっこよ。自分の体中のテンションが上がってくるのがわかります…笑
Daisuke
どろどろ君
ガンダムエアリアルのデザイナーについて
各所でガンダムエアリアルのデザイナーは誰かという情報が見られますが、パルコで開催されていたビジュアルのツイートにデザイン担当を書かれているので、
JNTHED氏という事になります。
描きました https://t.co/5k5O9HRRWd
— ジェヌ / JNTHED (@JNTHED) June 17, 2022
この方のメカデザインって、なんかメカに生命を感じる気がします。フォルムが有機的というか、
生物の筋肉の隆起を思わせる形に見えるデザインを意識している事が多いんですかね?
なんか生物の延長にあるメカというか、生物的なシルエットのデザインのイメージがあります。
水星の魔女のテーマではモビルスーツの文字のごとく、ロボットに乗るというよりも、さらに生体の延長にあるパーツを身に着けるような感覚があるような気がするので、
JNTHED氏の描く有機的なフォルムは、この作品にうってつけだったのかもしれません。
JNTHED氏は、世間に数いるイラストレーターの中でも屈指の技術の高さが印象的かなーと思います。
画力の高さっていろんな形があると思いますが、JNTHED氏の場合は非常に緻密な形状を正確に描くことができる技術がとても高いと思います。
この動画を見て、僕は愕然としてしまいました。アナログでこれ描くのかよ…
— ジェヌ / JNTHED (@JNTHED) January 31, 2021
最後に
まだプロローグなので、印象的なシーンはあまりないですが、この後続く本編が楽しみで仕方ないです。
薄っぺらいですが僕もガンダムが好きな人間の一人なので、新作の発表をきいて心躍らせた事は言うまでもありません。
本編のYoutube動画が公開されていたので、ここに貼っておきます。いやー楽しみですね!
というわけで、今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』予告PV第二弾
©創通・サンライズ・MBS
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