マチ子
Daisuke
今回はTVアニメメイドインアビス 烈日の黄金郷(10話まで)の感想を書いていこうと思います。
- キネマシトラスによるアニメーション作品です。
- 2022年7月6日からAT-X、BS11、TOKYO MXほかで放送中です。
- 監督はTVアニメ第一期、劇場版に引き続き、小島正幸監督です。
「メイドインアビス 烈日の黄金郷」PV第1弾
©つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス「烈日の黄金郷」製作委員会
最初に感じた事
あれ?リコたちがいないぞ?
Daisuke
僕はこの作品をアニメから入ったので、作品の新鮮さをアニメで味わいたいのであえて原作はまだ読んでいなんですけど、2年経つとちょっと詳細を忘れてしまっていました…焦
マチ子
Daisuke
結局2期の公開に気が付かなくて、すでに数話公開されてしまってたので、とりあえず観ちゃおうと思って、結局10話まで観た後に、見返しておけばよかったかも。などと思い返す僕であった。
Daisuke
マチ子
ともあれ、観進めていったら普通に出てきましたねリコ達。ガンジャ隊の皆さんは過去に黄金教へ訪れた探検家の方たちだったのですね。
しかし”ガンジャ“って麻の葉を乾燥させた物の隠語ですよね?なぜ隊の名前に?目の下にある隈は何?
烈日の黄金郷のあらすじ
深界四層でタマウガチの毒に苦しむリコ。リコを救ったのは成れ果てのナナチだった。ナナチを仲間に加え、ボンドルドの待つ深界五層へと三人は冒険を進める。 そこで、出会ったプルシュカと名乗る女の子は、ボンドルドに育てられ外界を知らずにいた。
リコの冒険話に夢中になり一緒に冒険に行きたいと願うが、あえなくボンドルドの実験に利用されてしまう。
しかし、プルシュカは形を変えリコの白笛となり、
一同は深界六層「還らずの都」へと進む。そこには、成れ果てが独自の価値観を持って生活している
「成れ果ての村」が存在していた。
©つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス「烈日の黄金郷」製作委員会
SNSで見かけまくっていた”ファプタ“がついに!(以後ネタバレあり)
原作を読んでいない僕は、個人的にナナチに引けを取らず人気があるキャラという認識の”ファプタ“がついに出てくるのかーという期待がずっとありました。
ギザギザの歯で語尾に”そす”が付く謎の生き物”ファプタ”。てっきりファプタも成れ果ての存在と思っていましたが、ファプタ成れ果てではないのですかね?
ん?成れ果ての姫って呼ばれていたから成れ果てって事になるのか?
まぁともかく、ファプタかわいいですね!腕が四本あるというところも良いですね。ファンアート描きたくなっちゃう。腕四本あるって骨の構造どうなるんだろうか。肩甲骨から後ろの腕の骨が生えているのかな?などと思っていたら考察をしているツイート発見!
昔しっかり解剖学を学んでいた時期があってファプタを見てたら楽しくなって描いたよ。
大分緩く考えたからあくまで妄想として生温かい目で見てくれるうれしいよ#illustration #furry #イラスト #みんなで楽しむTwitter展覧会 #ケモノ #メイドインアビス #ファプタ #解剖学 pic.twitter.com/Z0dc1vZBtn— 鵜鷺屋 月兎usagiya getto (@j0_8s) August 14, 2022
この方は肩甲骨が2枚構造になっているのかも!というもの。
確かにアニメの動きを見ると、肩がそれぞれ独立して動いてますものね。僕もアニメを観る限りこういう感じになっているんじゃないかなと思いました。素敵な考察。
黄金郷が凄く良い
色々と世話を焼いてくれるマジカジャをはじめとする黄金郷の皆さん。食堂おかみのムーギィさんや親切な宿屋の住人メポポホン。情緒がよくわからないマアアさんに三賢と呼ばれるうちの一人ワズキャンとベラフ。
そして1話から順に話数を重ねていくと徐々にわかってきたのは、ガンジャ隊はすでに人の姿をしていないという事でした(1人を除く)。
しかし、特徴的なのはこの人たち、ボンドルド卿のところにいたナナチやミーティと違って、自分たちから選択して成れ果てに成ったという点。
故郷を追われてきた人たちの集まり”ガンジャ隊”の新しい故郷となる場所が黄金郷であり、ワズキャン曰く、どんな黄金よりも価値のあるもの。
そのため、黄金郷内では”価値”による物々交換(価値の交換?)によって、欲しいものを得るというルールが存在していたのが特徴的でした。
また、黄金郷内では独自の言葉や文字が使われていて、”異国“のような場所という印象を受けました。
文字から作るなんて原作者のつくしあきひとさん、細かいところまでめちゃくちゃこだわって世界観作ってるんだなぁ。凄いな。と設定を知るたびに感動してしまいました。
ワズキャンの判断の是非について
メイドインアビスと言えば必ずついて回ってくる”倫理観“の論争。黄金郷編に至るまでに何度も見かけたボンドルド卿への怒りや否定、肯定的な意見。
今期ではガンジャ隊を率いる隊長ワズキャンの行動が注目を集めていました。
黄金郷へ到着後、水だと思って口にしていた生物”水もどき“を飲んでしまったガンジャ隊は窮地に立たされてしまいます。そこへ、食料の調査隊が持ち帰った遺物「欲望の揺籃(よくぼうのようらん)」の存在が明らかになり、”願いをかなえる卵”と呼ばれるそれを最年少のイルミューイに使用、つまり、イルミューイの”願い”を卵が聞き入れられる形となります。
イルミューイの容体は安定したものの、痛みが消え、体が徐々に人の形を失っていき、やがて異形の子を産むようになります。
イルミューイの看病をしていたヴエコも水もどきに感染、ひどい熱で意識がもうろうとする中、ワズキャンが用意した香ばしい液体を口にするとヴエコの容体も回復、だがその香ばしいものの正体は、イルミューイが生んだ子を使ったスープでした。というもの。
ワズキャンの行動について、倫理的にどうなのかという議論がやはりされてはいるものの、僕個人の意見としては”トロッコ問題“に少し似ているなと思いました。
本件の場合は1人を犠牲にして大勢を救うか、みんなで滅びるか。ですが。
ワズキャンのリーダーとしての判断は正しいと思います。倫理を優先してしまったらここで滅びることになります。それよりは、禁忌を冒しても生存を優先すると。
どろどろ君
Daisuke
ワズキャンの目的
ただ、僕が疑問に思ったのは、ワズキャンは欲望の揺籃の存在を知った時は、まだ何もこの遺物の事を知らなかった様子なのに、ブエコが目を覚ました後、随分と扱い方に詳しくなっているなぁという印象でした。イルミューイの事を”女王“なんて呼んでいましたし。
単に生存目的でイルミューイの子を皆に食べさせるならその場の判断ということかと思いますが、その後イルミューイが変化し、ガンジャ隊が取り込まれるための流れは、ワズキャンが理解をしていてその儀式を行っているように感じられましした。
“神がかりの預言者“と呼ばれるワズキャン。一体彼は何の目的があるのでしょうか。
印象に残ったシーン
この作品において印象に残るシーンの一つに、誰かが解体されるシーンがありますが、今回僕は”マアアさん“が解体されるシーンでした。
グロというか、マアアさんってなんかよだれ垂らしてるし右手が粘膜みたいになってるし、ケツの割れ目があるしケツの毛穴が目立ってるしで何かと生理的に際どいキャラデザなんですが、行動も謎が多くて、最初に出てきたときにメイニャを乱暴に扱ったせいで処刑?された時はおいおいおいと頭が追い付かなかったのを覚えています。黄金郷の価値感。新しかったですね。
結局何事もなかったかのように生きてたし。
最後に
10話までの視聴という中途半端な状態でしたが、2期はいったい何話まで続くんでしょうね!続きが楽しみです。
個人的には今の所マジカジャが謎すぎるという印象です。しれっと出てきている割に情報がなさすぎる。何者?
というわけで、今回はここまでがTVアニメ-メイドインアビス 烈日の黄金郷-の感想でした!
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!