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【感想】リズと青い鳥

Daisuke

皆さんこんにちは!今回は劇場アニメ『リズと青い鳥』の感想を書いていこうと思います。

リズと青い鳥公式サイト

MEMO
  • テレビシリーズ『響け!ユーフォニアム』の続編、スピンオフの劇場アニメ作品。
  • アニメ制作は京都アニメーション
  • 監督は聲の形けいおん!等で知られる山田尚子氏。
  • 脚本はヴァイオレット・エヴァ―ガーデン猫の恩返しを手掛けた吉田玲子
  • キャラクターデザインは日常氷菓をはじめ、京アニの有名作品で多数の作品を手掛けた西屋太志氏。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

ネタバレご注意!

本記事では内容に触れております。まだ未視聴の方はご注意ください!

早速ですが、感想を書いていきたいと思います!

リズと青い鳥を知るきっかけ

この映画の存在を知るきっかけは本当にたまたまで、ふと「アニメ映画観たいな」と思って、現在公開しているアニメ映画で検索をかけた事がきっかけでした。

原作の響けユーフォニアムを見たことがなかったので、ストーリーについていけるか不安でしたが、全く問題ないどころか、非常に素晴らしい作品だったので、さっそく感想を書いていきたいと思います。

まず最初に感じた事

美しい。
その一言に尽きました。冒頭のリズパートの絵本のようでいて、草花の細やかな情報量をアニメーションで表現しているという感動、絵本の印象のまま飛び立つ鳥の描写。

一瞬で作品に引き込まれました。

「京アニマジですげぇ」
こんな素晴らしい作品に偶然出会うことの出来た幸運に冒頭から高揚しました。

リズと青い鳥のあらすじ

―ひとりぼっちだった少女のもとに、青い鳥がやってくる―

鎧塚みぞれ 高校3年生 オーボエ担当。
傘木希美 高校3年生 フルート担当。

希美と過ごす毎日が幸せなみぞれと、一度退部をしたが再び戻ってきた希美。
中学時代、ひとりぼっちだったみぞれに希美が声を掛けたときから、
みぞれにとって希美は世界そのものだった。
みぞれは、いつかまた希美が自分の前から消えてしまうのではないか、という不安を拭えずにいた。

そして、二人で出る最後のコンクール。
自由曲は「リズと青い鳥」。
童話を元に作られたこの曲にはオーボエとフルートが掛け合うソロがあった。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

みぞれ、希美のパートへ

リズと青い鳥のパートが終わると、絵のタッチが切り替わり、主人公のみぞれ達の描写へと切り替わります。
この映画は物語に出てくる絵本の主人公リズのパートと、本編の主人公、みぞれ達のパートとが交互に切り替わるようでした。

そしてここでも感動したのを覚えています。
女の子のキャラデザが繊細で可愛い事、瞳の美しささりげない仕草、そして息一つ足音一つをとってもこの作品を構成している音全てがとても綺麗で、マクロな世界観が非常に繊細に表現されていました。

物語の本筋

物語は主人公であるみぞれが抱く想いと、親友希美が抱く想いとのすれ違いを非常に細かく描く事で、側から見たらちっぽけな事が、高校生活を送る彼女らにとってそれが何よりも大切で、むしろそれ以外に何かを考える事余裕なんかないのだと、そんな「想い」を描いていました。

「青春」なんて言葉で片付ける事なんて決して出来ない。
クライマックスに吹奏楽部全員で「リズと青い鳥」の曲を演奏するシーンがあるのですが、そこで見せる青い鳥が空に羽ばたいてくのを連想させるシーンがみぞれとリンクし、繊細な情報量が溢れて来るようで、思わず涙が出ました。

見終わった感想

本当にたまたま、劇場で公開されているタイミングでこの作品と出会えて幸運でした。
クライマックスに吹奏楽部の部員全員が音楽室で演奏をするシーンがあります。

そのシーンを是非観ていただきたいです。そこに至るまでの経緯、そして一気に解放される登場人物達の様々な感情。
滝の中に飲み込まれたような気分になります。

映画の最後に2羽のカモメが、お互いを支えながら空を飛んでいるシーンが無音で30秒くらい流れるのですが、まるでみぞれと希美を見ているようで、とても印象に残りました。

本当に良い作品なので、是非おすすめしたい作品です。

あとがき

あまりにもキャラデザに惹かれたので、設定資料集を買おうと思ったのですがどこも売り切れで、たまたま川崎のチネチッタで購入が出来ました。
こちらの映画館、めちゃくちゃグッズ情報を丁寧に発信してくれているのでお勧めです。

CINECITTA’news

扱っている上映作品もアニメ好き、映画好きにはかなり推奨できます!

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