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【感想】劇場アニメ-BLOOD THE LAST VAMPIRE-

みなさんこんにちは!
今回は劇場アニメ「BLOOD THE LAST VAMPIRE」の感想を書いていこうと思います!!

BLOOD THE LAST VAMPIREの公式サイトはこちら

MEMO
  • Production I.Gによるアニメーション作品です。
  • 2000年11月18日に劇場公開されました。
  • 上映時間は48分
  • 監督は北久保弘之氏。

普段ここにYoutubeの動画を貼るんですが公式の動画が存在しませんでした!残念…

ネタバレご注意!

本記事では内容に触れております。まだ未視聴の方はご注意ください!

早速ですが、感想を書いていきたいと思います!

なぜ20年も昔の作品の感想を今書くのか?

それはですね…大好きだからです。笑
身もふたもない理由ですが、ほんとこの作品最っ高にかっこいいんですよ。48分と短いので、ストーリーとか世界観とか、あまり深堀りできる作品ではないのですが、とにかく画面がかっこいいんですよね。ブログを立ち上げた当初から本当は書きたかったんですが、書くなら観直そうと思って、今になったというわけです。

最初に感じた事

やっっっっば…なにこれ…?

最初にこの作品に出合ったのは高校生のころ。15歳くらいの時ですね。すでに映画公開がされた後だったため、作品を知ったのはレンタルビデオ店の雄「TSUTAYA」でした。

もう開始直後から即刻かっこいいんですよ。
まずはスタッフクレジットとアニメーションがゆっくりと、交互に流れはじめます。
真っ暗な線路を轟音で進む地下鉄、人気のない車両に少女が一人と、対角の隅にうつむいた男性が一人。

突如、一両ごとに照明が落ち始め、少女たちの車両の照明が消えた瞬間、少女が走り出す。
男性は必死の形相で席を立ちあがり、少女が刀を抜く。
隣の車両に逃げようとするが、少女が背中に刀を振り下ろし、轟音の中力尽きる。

男性が車両の連結部の窓に向かい倒れ、引きの画面になりながら暗転すると、
アニメタイトル「BLOOD」がぼや―っと浮かび上がってくる。

と、このような感じで冒頭のシーンが終わるのですね。
地下を走る車両、少女、スタッフクレジットの切り替わる画面と轟音の緊張感があまりにもかっこよくて。
今もアニメを観たときの感動が、僕の魂に焼き付いています。

あらすじ

1966年、秋。
ベトナム戦争最中の、日本のアメリカ――米空軍・横田基地。
ファントムF4戦闘機があわただしくスクランブル発進する基地周辺を
殺伐とした空気が包む中、街では不審な自殺が相次いでいた。

©2000 Production I.G/ANX・SCEI・IPAサイトから引用

刀を持つ少女・小夜

まず気になるのがセーラー服に刀というインパクトのある見た目のこの少女、小夜(さや)についてですが、
デイビットと呼ばれる白人男性に英語でしゃべるのに対し、日本人には日本語でコミュニケーションをとっています。
何者かというのをここで言ってしまうと明らかにネタバレになるのですが、彼女はある存在の「オリジナル」なんだそうです。

舞台は1966年。ベトナム戦争中の横田基地

1966年の東京。今からおよそ50年前です。ざっくり調べたらこんなことがあった年だそうです。
・全日空羽田沖墜落事故
・ビートルズ来日
・ウォルト・ディズニーが死去
・ルナ9号、月面軟着陸に世界初成功

アニメの感想とあまり関係ないですが。笑
なんと月面着陸に世界で初めて成功したのもこの年なんですね。ただこのルナ9号は有人ではないので軟着陸という扱いになるそうです。でもすげー。
ディズニーさんが亡くなったのもこの年なんですね。
そしてベトナム戦争は真っ只中。1955年11月1日から1975年4月30日までらしいので約20年も続いていたんですね。長い戦争だったんですね。

前置きが長すぎましたが、そんな中の東京都は福生市、米空軍横田基地が舞台です。
調べてみたところ、1964年ごろまではベトナム内の南北戦争をしている所に、南ベトナムにアメリカが支援するという程度だったそうですが、
64年に起きたトンキン湾事件がきっかけとなり、アメリカががっつりベトナム戦争に介入していっているようなんですね。

つまりこのアニメの舞台である1966年の横田基地って、かなり稼働率の高い状況だったんじゃないかなと考えられます。
そんな中でのBlood the last vampireってわけなんですね。
作中に漂うどんよりした空気感の背景は、リアルに戦争が起こっていた事も多少関係しているのではないかと思いました。
※軍事方面に詳しい方、突っ込みどころがあれば補足いただけると幸いです。

(赤線)という地域

Blood the last vampire作中で翼手(吸血鬼?)が潜伏していた場所の一つ、福生市内。
調べると福生にはかつて「赤線」と呼ばれる売春が行われいた地域が存在していたそうです。

1958年に売春防止法の施行がされたことにより廃止されているため、表向きには廃止とされているようですが、アニメの66年の舞台でも「基地と付き合って飯食ってかなきゃならない」というセリフが出てきているように、赤線の名残は色濃く街に残っている印象が伺えます。(キャバレーと言っているので、堂々と売春というわけではないと思いますが)

そんな福生の土地柄は、ひっそりと人の生き血を吸う翼手にとって、絶好の隠れ蓑になっていたのではないかと考えられます。
OPの電車シーンの後に小夜が訪れる街で立て続けに起こっている”自殺”事件。
米兵とひそかに付き合っていたと噂される女性が浴室で自殺を図っているのですが、このように自殺事件に見せかけ、偽装された吸血事件が起こっていることで、小夜が所属する組織?が嗅ぎつけて横田基地に小夜が派遣されてきた。という流れのようです。

印象に残ったシーン

アニメの作画や演出のかっこよさについては言わずもがなって感じの作品なのですが、特に印象に残ったのはクライマックスのシーンでした。
翼手が離陸しようとする飛行機の貨物室に飛び込もうとしているのですが、それをジープの荷台から刀で切りつけます。

クライマックスなので、結構迫力のある演出になるかと思いきや、一見シュールにも見えるやり取りが続き、あっけなく切り倒してしまいます。
離陸する飛行機の時速を調べたら、約300キロとあったので、それにジープで近づこうとしている中、ハンドルを切ること自体結構困難なのではないかと思います。
小夜とデイビットの「もっと近づけろ!」「簡単に言うな」のやり取りと、高速で走る車の上からの切り付け。シンプルですが結構大変なシーンを
あえて誇張をせずに描く北久保監督。初めてこの作品を観たときは「少し地味だな」と思っていたものの、大人になってから改めて観ると、良い仕事するなぁって(失礼)。

最後に

このBlood the last vampireなんですが、Bloodシリーズという名で、ほかにもいろんな作品が出ているのですが、なんだかちょっと世界観が異なるので、食わず嫌いをしている状態なのですがいつか観たいなぁとは思っています。
ラストシーンで保険の先生が聴取を受けているシーンで小夜と思われる人物が映った写真に「AD1982」と。え!?めっちゃ長生きしてる。ってこの謎がいまだに解明できてないので気になるんですよね。何者なの小夜って。

ということで、今回は「Blood the last vampire」の感想でした。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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