マチ子
Daisuke
今回は劇場アニメ機動戦士ガンダム 逆襲のシャアの感想を書いていこうと思います。
- サンライズによるアニメーション作品です。
- ガンダムシリーズ初のTVアニメ再編集ではない劇場オリジナル作品。
- 1998年3月12日に松竹系で劇場公開されました。
- 監督は富野由悠季監督、モビルスーツのデザインは出渕裕氏が担当。
- 戦艦のメカニカルデザインはガイナックスのスタッフが担当していたようです。
- キャラクターデザインはZZに引き続く形で北爪宏幸氏が担当。
Daisuke
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』ダイジェスト映像
©創通・サンライズ
ネタバレご注意!
内容に触れていきますので、まだ未視聴の方はご注意ください!
この作品に出会ったきっかけ
ガンダムユニコーンの影響だったと思います。
僕が宇宙世紀をちゃんと意識してガンダム作品を観始めたのは割と最近の話でして、
そのきっかけになったのが”ガンダムユニコーン”でした。
毎年劇場公開を心待ちにする中で、
プラモを作ったり、
ほかのガンダム作品を観たりしながら、
友達と好きなMSやキャラクターを語り合うのは本当に楽しかったです。
そんな中に観たのが本作”機動戦士ガンダム 逆襲のシャア”でした。
マチ子
逆シャアの時系列ってどのあたり?
機動戦士ガンダムシリーズには大きく分けて宇宙世紀”Universal Century”とそれ以外の作品群があります。
機動戦士ガンダムと同じ世界の作品が”宇宙世紀“となります。
本作”逆シャア”は1作目の機動戦士ガンダムの14年後の宇宙世紀0093年が舞台で、敵でありライバルだった”アムロ・レイ”と”シャア・アズナブル”の最後の戦いを描いた作品です。
どろどろ君
逆襲のシャアのあらすじ
宇宙世紀0093、シャアがネオ・ジオン総帥に就任、地球に宣戦を布告した。
ブライト率いる連邦軍の独立部隊、ロンド・ベルに所属していたアムロは、最新型のνガンダムに搭乗して出撃する。
アムロはシャアの野望を阻止することができるのか?
©創通・サンライズ
シャアの目的は何だったのか
1年戦争では愛する人を失い、グリプス戦役ではカミーユを失った。
その2人を失う戦争の元凶となる地球連邦政府が、地球人が地球に住み続けることに嫌気がさしたのかな?と
コロニー落としを計画した理由をそのように思っていたのですが、
でも、それにしては私怨すぎないか?とは思っていました。
怒りを抱く理由としては正当かもしれませんが、ではその怒りで民衆や軍を煽り立ててコロニーを落とすなんて、
それでは結局新たな戦争の理由を生むだけではないかと。
そこで詳しそうな人の見解が無いかなと思って調べたところ、
“がんだまぁBlog”さんの記事に、シャアは人類すべてを宇宙に上げること、
そして、本質的には政治を宇宙で行わせることが目的だったのではないかと書かれていた事で、シャアのとった行動に納得ができました。
元々ジオン・ズム・ダイクンの目的は宇宙移民の権利を確立という目的があったため、
この思想を正当に継承しているシャア率いる”ネオ・ジオン”の目的が”強制的な宇宙移民(主に政治家の)”という事であると。
それなら一貫していますし、”ネオ・ジオン軍総帥(キャスパル・レム・ダイクンとしても)”として取った行動としても矛盾を感じません。
納得です。
マチ子
アムロ達の心情は計り知れない
理由はどうあれ、Zガンダムで共闘したアムロやブライトからしたら、ともに戦った戦友をどうにかして止めたいでしょうし、
地球にコロニーなんか落とされたらたまらないですよね…やっぱ無茶苦茶だよなシャアは。
ブライトさんだって地球に家族がいるわけだし、アムロもZガンダム以降、シャアの動向をしらみつぶしに探っていたのに止められないなんて。
おまけに少女の心を弄ぶように道連れにし始めるし。かと思えば新型MSの設計とサイコフレームをよこしてくるし。
連邦のバカ政府はネオ・ジオンにホイホイ情報流しちゃうし。しかも何も考えずにアクシズ売っちゃうし。散々な気分でしょうね。
Daisuke
登場人物が魅力的
この作品、キャラデザのせいか作画なのか、登場人物がめっちゃ雰囲気が良いですよね。
アムロやシャアはもちろんギュネイ、クェス、チェーンにハサウェイ、ナナイさんにミライさん。
個人的には大人の魅力たっぷりのナナイさん、そして真面目な強化人間のギュネイがとても好きですね。
Daisuke
マチ子
印象に残ったシーン
というかセリフですね。
アクシズ降下阻止の作戦に参加するロンドベルの隊員たちに言ったひとこと。
“すまんが、みんなの命をくれ”
重みが違いますね。作戦のために死んでくれと。
それをブライトさんに言わせてしまっている重み。
平常時のブライトさんならまず言わないと思いますが、
アクシズ降下を止めるためには、隊員の命よりも作戦を優先しなければならない。という事態であるということがわかります。
シャアに言いたい。あんた何したかわかってんのか。と。
ララァを失い、弟のようなカミーユをあんなふうにした地球人が許せなかったんでしょうか。
でも、止めてほしくてアムロにサイコフレームを託したんですよね?
悲しすぎますね。
最後に
アムロとシャアの決着ということで、いろんな想いで観ることのできる逆シャア。
この後物語は”閃光のハサウェイ”へ継承されていくのですが、閃光のハサウェイに出てくるギギってクェスそっくりだなぁと。
それぞれの作品を観ているとそれを不思議に思うのでした。
というわけで、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
次回のサンライズ作品は、閃光のハサウェイのレビューを書いていきたいと思います
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