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【感想】TVアニメ-91Days-が面白すぎる!

Daisuke

みなさんこんにちは!
今回は極上の復讐劇。TVアニメ「91Days」の感想を書いていこうと思います!!

91Daysの公式サイトはこちら

MEMO
  • 朱夏によるアニメーション作品です。
  • 2016年7月から放送されました。
  • 放送当時、深夜放送枠なのにソニーの予想枠ランキングでは1位を獲得するほどの人気のある作品だったようです。

「91Days」90秒本PV

©91Days

最初に感じた事

なぜ今までこの作品を知らなかったんだ…!?

かつてアニメでこれほどまでに張り詰めた空気感を感じた作品があったろうか…

幼き日に絶望し、何も失うものが無くなった主人公アヴィリオの危険すぎる復讐のやり方に、毎話ヒリヒリした気分になりながらエンディングの余韻で放心状態になる。というのを12回繰り返しました。

声優さんの演技力も高くて、何をとっても良い印象しか語ることができない…!

あらすじ

禁酒法時代―。法は力を持たず、街はマフィアに支配されていた。

舞台は密造酒の闇取引でにぎわいを見せる街・ローレス。

その街に時を経て降り立つ、アヴィリオ。
彼は、かつてこの地でマフィアの抗争により、家族を殺された男。

ある日アヴィリオのもとに謎の人物から一通の手紙が届く。その手紙をきっかけに彼は復讐の火を灯し、ローレスへ舞い戻る。

そして仇であるヴァネッティファミリーに侵入し、復讐を果たすためドン・ヴァネッティの息子ネロに近づく。

殺しが殺しを呼び、復讐は新たな復讐へと連鎖する。
哀しき運命に導かれた男たちの91日間の物語の結末とは…?

©91Days

Daisuke

この深すぎる罪のにおいがするあらすじがもうね。たまらんですよね。
復讐の連鎖…

どろどろ君

禁酒法時代のアメリカで繰り広げられる重厚な物語

完全に復讐に取りつかれているアヴィリオの狂気と、後戻りすることは許されない絶望感で、回を増すごとに重苦しくなっていくストーリーが苦しくも秀逸でした。

Daisuke

この空気感はリアルタイムで見ていたかった…

舞台は1920年代・禁酒法時代のアメリカの街「ローレス」。
また、有名なマフィア映画「ゴッドファーザー」を思わせる演出が所々に感じられるのも良いです。

wikiには「現代のマフィアでは麻薬犯罪を描かねばならず、視聴者の共感を得られにくいため、禁酒法下で酒を扱う時代設定にした」とありましたが、
この禁酒法時代って背景もまた良かったです。

どろどろ君

かの有名なギャング王「アル・カポネ」もまさに1920年代に酒の密造で成り上がった人物なんだそうですよ
ほぅ

マチ子

悲痛なほど秀逸な暗喩

優しすぎる幼馴染の親友コルテオ。
アヴィリオの家族が惨殺されたあの日、指でつまんでロウソクの火を消したコルテオがアヴィリオにかけてしまった言葉「アンジェロ。たった今から僕たちは兄弟だ。これから…ずっと。」

ロウソクの火が消えて真っ暗になった後に言葉をかける演出が、失われた家族と暗い未来の暗喩に思えました。悲痛なほど秀逸でした。

Daisuke

辛い…

(※以降ネタバレ注意)印象にったシーン

Day10-誠実の証-でアヴィリオがコルテオを撃つシーンは胸を打たれました。
ネロがアヴィリオに「お前がやれ」と銃を渡し、そのあとしばらくコルテオと二人で会話をします。
コルテオを巻き込んでしまうのは計算外だったとしても、撃たなければ復讐を続けることができなくなる。

コルテオ自身もそれをわかったうえでアヴィリオを助けに来たのですから、殺される覚悟だったというのがあまりにもやるせない。

あのシーンのネロの真意は何を思っていたんだろうか。けじめをつけろということだったのかな。

マフィアに復讐をするために戻ってきた街で、親友をも眠らせてしまったアヴィリオ。コルテオの優しさがあまりにも辛かったです。

EDもすごく良い。

OPは凛として時雨のヴォーカリストであるTKさん「Signal」という曲。罪深く素晴らしい曲なのですが、EDのELISAさんという方の曲「Rain or Shine」に、毎回エンディングで精神を癒してもらっていました。

この曲が流れなかったら僕は悲死していたかもしれない。

悲死…?

マチ子

ELISA 『Rain or Shine』(Music Video / Short Version)

©Sony Music Entertainment (Japan) Inc.

最後に

いやぁほんと最初から最後まで至高のアニメでした。
骨太な脚本とそれを演じる声優さんも素晴らしかったですね。

最終話のネロとアヴィリオのシーンの含みを持たせた終わり方が各所で考察を生むことになっているようですが、
ネロの視点から見れば1Dayの夜(撃つことができなかった)ことで復讐を始めたアヴィリオ(アンジェロ)を撃つことで復讐を終わらせてあげるようにも思えるし、
アヴィリオの視点からだとネロを(撃つことができなかった)から代わりに撃ってくれっていうお願いだったようにも思える。

その後のシーンで助手席に乗っているパイナップル缶を見て、フッと笑うネロ。
Day4でこのパイナップル缶が出てきてましたよね。
その時、アヴィリオは銃を車に忘れ、ネロに「どうせならこっち(パイナップル缶)を忘れて来いよ」と言われてました。

最後はそのパイナップル缶を車に残しています。これはDay4で追っ手と戦った投石具を餞別してるってことなんですかね「がんばれよ」と。

ポジティブすぎる解釈をすればネロはアンジェロを撃たず、ネロもラッキーアイテム(投石具)で追っ手を倒して二人とも91Daysの復讐劇から解放!自由!とも思えますが、
砂浜に残った足跡が途中で途切れていることから、ここで復讐劇も、二人の歩みも終わりです。って考えることもできちゃいますね…

掘り下げすぎるのは野暮だぜ

マチ子

Daisuke

すみません…

いずれにしても最後まで本当に面白いアニメでした。こんなアニメをたくさん知りたいなぁ。

というわけで、今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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