Daisuke
今回はSF小説の金字塔、”戦闘妖精 雪風”のOVAアニメ作品『戦闘妖精雪風』を観た感想を書いていこうと思います。
- GONZOよるアニメーション作品です。
- 2002年から2005年にかけて全5巻が発売されたOVAです。
- 監督は大倉雅彦氏。
- キャラクターデザインは多田由美氏。
- 雪風のデザインはエヴァで有名な山下いくと氏が担当されています。
©2002 神林長平・早川書房/バンダイビジュアル・FlyingDog
ネタバレご注意!
この記事は内容に触れているので、まだ未視聴の方はご注意ください!
この作品に出会ったきっかけ
確か高校の頃。よく遊んでいた友達に”戦闘妖精雪風“ってアニメがめちゃくちゃかっこいいから観てみろ。とおすすめされたのがきっかけだったように思います。
TSUTAYAへ行って借りてきて、衝撃を受けました。
当時アニメってTVで放送されている作品しか知らなかった僕が、OVAの存在を知った初めての作品だったと思います。
雪風を皮切りにその後、人狼、AKIRA、マインドゲーム、東京ゴッドファーザーズなど、数々の素晴らしいアニメ作品に出会うきっかけになりました。
最初に感じた事
雪風が美しい。
僕は普段戦闘機にあまり興味はないのですが、そんな人間から観ても雪風は美しいです。
フォルムや空を切る気流の美しさに見惚れます。
なんと雪風のデザインはエヴァで有名な山下いくと氏。なるほど納得ですね。
メイヴのデザインめちゃくちゃかっこいいですよね。
主人公深井少尉との関係性も良いですね。
関係性というより、雪風に魅入ってしまっている狂人という印象なのですが、そこが良いです。
雪風のインターフェースでLt.Fukaiって出てるんでLt.って何だろうと思い、調べたらルテナン(lieutenant)少尉~大尉までの階級の略でした。
これって深井中尉!って呼びかけてるって事なんですかね?
マチ子
あらすじ
南極大陸の一角に突如出現した巨大な霧の柱。それは異星体ジャムの地球侵略用超空間通路だった。
地球防衛機構は「通路」の向こう側、惑星フェアリイ上でジャムの侵攻を食い止めるために、
フェアリイ空軍を設立し、前哨基地を置いた。
30年以上に及ぶ人類とジャムの戦いに、今だ終わりは見えなかった…人間より機械である戦術戦闘電子偵察機「雪風」を信頼する青年、深井零が愛機に乗り、
戦闘情報を収集するうちにジャムと接触する。
ジャムは零と雪風に興味を示す一方、人間に対してあるゆる手段を使い戦いを挑んでくる。この戦いは何のための戦いなのか。
やがてジャムはフェアリイ空軍に総攻撃を開始する…
©2002 神林長平・早川書房/バンダイビジュアル・フライングドッグ
ストーリーについて
大枠としては異星人JAMと戦う人たちの話というシンプルなストーリーです。突如攻めてきた異星人をどうにかフェアリーという惑星に閉じ込めたので、
一般人には被害がないけど、戦っている人たちがいるよ。という話。
まるでスケープゴートのよう…。
ただ、ストーリーについては、ちょっとよくわからない部分が多く、多分小説では細かく描かれているであろうとは思いますが、
アニメだと話が飛び飛びな印象を受けましたね。まぁ戦闘がかっこいいから良いか。とは思いますが。
もしかしたら各話が繋がっているわけではないのかも。
主人公の声優が堺雅人さん
どろどろ君
今回記事を書くにあたって調べて初めて知りました。そうだったのか堺さん。知らなかった。
プロメアのクレイ役で良い声優だなぁなんて思ったけど、こんなに以前から声優の仕事もしてたんですね。
そして深井零の声めっちゃ良いですね。かっこいい。
そして上官の”ジェイムズ・ブッカー”の声優が中田 譲治氏なのです、こちらも非常に良い声。
でも僕の中ではFateの言峰綺礼のイメージが強く、ボスキャラ感を感じていました。笑
二人のドラマチックな会話のセリフがかっこよくて陶酔できますね。
あの時、何考えてた?
――覚えてない。
そう言うと思ったよ。
とかね。かっこいいぜ!!!
マチ子
印象に残ったシーン
ep3でトム(トマホーク)・ジョンと二人でシステム暴走した空中空母バンシーの調査へ行く作戦のエピソードです。
調査の結果、バンシーはJAMによる複製人間の工場にされていたため、ミサイルで撃墜される事になりますが、
JAM人間の襲撃により、脱出がぎりぎりになってしまいます。
一方基地では、トムにJAMのスパイ疑惑がかかります。
作戦行動中のやり取りから、トムを信頼していた深井は、連れて帰ると言いますが、トムは雪風に乗らず、深井と雪風だけを脱出させ、バンシーの中に残り撃墜されます。
結果トムはJAMの複製人間となってしまっていたのですが、自分を信じてくれた深井に恩を感じていたようでした。
最後に
話の流れが結構難解で、改めて観てもよくわからないシーンが多かったものの、空を駆ける雪風を見る目的の為だけでも人に勧められる強アニメだと思いました。
特に最終話のフェアリー脱出作戦の戦闘は圧巻でした。
ちょうど今(22.11.22)動画配信サービス各社で見放題の対象になっているので、加入されている方は必見です。
配信情報は公式サイトからチェックできます!
というわけで、今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!