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【感想】ショート-彼女と彼女の猫-

みなさんこんにちは!

ご存じですか?
あの新海誠監督の原点がYoutubeで観れるという事を。

それがこの作品「彼女と彼女の猫」です。

というわけで今回は新海誠氏の原点、ショートアニメ「彼女と彼女の猫」の感想を書いていこうと思います!!

Daisuke

下の埋め込みのYoutubeで観れるので是非ご覧くださーい!
MEMO
  • 新海誠氏による自主制作短編アニメーション作品です。
  • 1999年の初夏から初冬にかけ、完全に個人で制作されました。

「彼女と彼女の猫」

※ご本人のアカウントにアップされただと思っています…!もし違ったらご指摘いただけると幸いです!

最初に感じた事

心地が良い。

情景が目に浮かぶ、語感の良い言葉選びとホワイトノイズ。

新海氏の落ち着いたナレーションに、ザァァと聞こえる雨音、鳴る電話。

それからなにより、綺麗なピアノのBGMと共に映る、モノクロのアニメーションで描かれた情景。

ただ美しく、この生活の風景をずっと観ていたい気持ちになります。

新海氏はきっと人の心地よさの正体を良く知っているんだな。

マチ子

この作品を作った当時新海氏は26歳。

脚本力や世界観はもちろん、アニメーション内の作画や素材、動画編集も1人で制作されていたということを考えると、
新海氏の本気度と多彩さを感じ取ることができます。

当時新海氏のサイトに記載されていた文章を”ウェイバックマシン”というデータベースで読むことができたのですが、
“作品の目標”とタイトルに書かれた内容が非常に明確で、目指していた目標の高さをうかがえる内容でした。

■作品の目標
大作ゲームに代表されるような、大手資本によるデジタル映像に拮抗しうるものを個人で作成すること
(「あのムービーより全然すごくはないけどこっちの方が好き」と言ってもらえるもの)。

その際、期間・機材を含めた制作コストが極端に大きくないこと。

完全に「大人」をターゲットにし得るクオリティを達成すること。

※ウェイバックマシン(2001年6月30日アーカイブ分) -新海氏旧個人サイト内のページから引用。

視聴者のターゲットや制作にかかるコストや機材も視野に入れて作品作りできるって、なかなかできる事ではないと思うんですよね。
普通マーケティングとか予算組ってそれぞれ別に担当がいて、打合せしながら決まってくものじゃないですか。それを1人でやるって…いやすごいわ。

あらすじ

都会で一人暮らしをする彼女と、偶然彼女に拾われた一匹の猫の物語。ある日、彼女の留守電に彼からのメッセージが入る。
※フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用。

上がりの匂いすら感じる情景

アニメーションは通常、視覚と聴覚、その2つの感覚で楽しむ媒体です。

でも新海氏の言葉選びと風景と効果音の鮮明さによって、その場の匂いや、空気までも感じられる気さえします。

人の脳の創造性と、脳に想像を起させる新海氏の表現に、ただ圧倒されます。

世界観の設定も秀逸で、主人公の”猫”の考えていることがナレーションで語られるのですが、
作中の”猫”は猫であって猫でなく、新海氏の人格の記号として描かれているように思いました。
猫の思考らしさがないし、人に惚れているようですし。

それをあえて”人”ではなく、キャラクターっぽい猫で描くことで、実写ではなくアニメを観ているという感覚を視聴者へ与えることを成功しているように思いました。

このようにあえて言語化してみると、改めて新海氏の感覚の鋭さが尋常でないことが伺えますね…。

Daisuke

…いやぁ、マジですごい人だなぁ

最後に

世間で支持されている監督の仕事を見ると、改めて多彩さや思考の鋭さに驚かされますね。

ガンダムの冨野氏やジブリの宮崎氏もそれぞれ異なる目の良さを持っておりますが、
新海氏もやはり素晴らしい感覚を持った人である事が感じ取れる作品でした。

というわけで、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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